2008-01-01から1年間の記事一覧

日記

25日に書いているけれど24日の日記。つまり、今日は明日だが昨日でもある。 今週が山場のあることの準備で午前1時10分まで、北海道と宮城県にしかない(らしい)ペペサーレで話し合い。迷惑な客だが、いちおう一人三品くらい注文しているから大丈夫(のはず…

断片

本当はここに書いている映画以外にいろいろな映画を観ていて、書ききれてないのだけれど、これは自分の意識としては借金しているような感じ。私は書かないと忘れるし、ウェブにあげておけば「あれあの作品の監督って誰だったっけ?」というときにすぐに検索で…

小説家を見つけたら

『小説家を見つけたら』は、文学や音楽またはショーン・コネリーのファンにとってはたまらない作品だろう。 ウィリアム・フォレスト(ショーン・コネリー)は、40年前に処女作がピューリッツアー賞を受賞するも、以降一切本を出版せず、まるでサリンジャーや…

断片

本州では春だなんだと言っているが、北海道札幌市は今日も雪が降った。さいきんは最高気温が10℃だったりと、わりに落ち着いた天気だったのに、やっぱりこうなるわけ。下手したら4月にも降るよ。凄く理不尽で差別されているみたいな気分になる。と、大げさに…

ショコラ

『ショコラ』(ラッセ・ハルストレム監督作品)は良く出来た映画だ。 まずなにより上手い。冒頭からして、まるでゲームのようなアングルを駆使し、因習にとらわれた村をキッチュにみせる。そこに北風とともにあらわれた親子が、不思議で魅力的なチョコレート…

エリザベス:ゴールデン・エイジ

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』シェカール・カプール監督作品、ケイト・ブランシェット主演。10年前の同監督同スタッフによる『エリザベス』の続編である。 素晴らしいエンターテインメント大作だと思った。きちんと作られていて、職人的な完成度の高さ…

断片

労働とは、持続と忍耐と創造である、という言葉が夢のなかで浮かんだ。実際そうだとおもった。 職というのは面白い。「なぜ職につくのか」「そもそも職とはなにか」という問いは、社会学によっても哲学によっても応えられる気がする。けれども、大体にしてど…

潜水服は蝶の夢を見る

映画『潜水服は蝶の夢を見る』の監督、ジュリアン・シュナーベルは新表現主義の画家としても著明である。私は美術には門外漢であるのでくわしくは知らないが、この作品に関しては、とにもかくにも「きれい」と表現するのが妥当だろう。しかしながら、むろん…

断片

昨日、アラン・ロブ=グリエが亡くなった。ショックではあるが、そうだよなともおもう。日本語で読める最新の本は2004年に出版された『反復』(白水社)だろう。これは傑作で、訳もすばらしい。訳者は平岡篤頼さん。平岡さんも2005年に亡くなってしまった。…

断片

ちょっとした私の心構えのような話。この「ブログ」は転載可と明記している。これは、私の書いたものが絶対の価値をもち、ゆえに私のみ権利を有するとは、考えないからだ。むしろ、私の書いたものなんて価値のないものだから、煮るなり焼くなりお好きにどう…

断片

知識を得てそれを武器にするということ自体に、私はなんの疑問も持っていない。ただ難しいのは、その使い方だとおもう。たとえば、これみよがしに知識を振りかざしても、それが受け手にとって不愉快であれば、「不愉快であることによってなしうる目的」は達…

アメリカン・ギャングスター

リドリー・スコット監督作品『アメリカン・ギャングスター』は、最初から最後まで観るものの期待を裏切らないという点で、優れたエンターテインメントだ。むろんこれは、半分皮肉であって、退屈だということでもある。麻薬王フランク・ルーカスの半生と、リ…

決意とライフハック

ある意味で名著だとおもうのだけれど。3時間熟睡法―簡単に疲れが取れる 驚くほど頭が活性化する (知的生きかた文庫)は、「ウェブで調べればこの手のことはほとんど載っていて、しかも結論は全然ライフハックではない」という本。本書における「3時間で熟睡し…

断片

気分と起床時間の相関関係をグラフ化してみた。気分のほうは大きく五段階に分け、3を平均と考えて、さらに小数第一位までで表現することにした(現在は削除)。むろん主観的なものだけれど。グラフは、赤線が気分を、青線が起床時間を表し、気分が良いほど縦…

断片

2008-02-01 - paisteの日記の「やまとことば」の件と関連して思ったこと。紀貫之が「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」と書いた時から、日本語における仮名文字の立ち位置が決まったと思うのだけれど、仮名の字面という面からみれば、…

エンジェル

フランソワ・オゾンの『エンジェル』を観に行ってきた。オゾン本人が述べているように、古き良きハリウッドへのオマージュは随所にみてとれたし、物語性も十分だった。僕はエンジェル・デヴェレル役のロモーラ・ガライの美しさをとらえた映像の確信犯的(文…

断片

社説で目立ったのは毎日と朝日かな。でも社説:NHK新体制 視聴者の信頼回復に全力を - 毎日jp(毎日新聞)はいちいち採り上げないで無視するのが一番だと思った。朝日のネット犯罪―ウイルスの規制法を急げ→「共謀罪とは切り離し、みんなが合意できる範囲…

断片

ドライからウェットへ、その二極しか本当にないのか、と、ある一連の騒動を眺めながら思っていた。今さら80年代的浅田彰的「シラケつつノリ、ノリつつシラケること」の実践を呼びかけるのでもなく、単純さや純真さに甘んじるのでもなく、ドライとウェットと…

断片

もはや皆さんご存知だろうが、ここ札幌は大荒れ。朝外に出、昼に外を見、夕方に帰る、という三度の外出で、景色が一変するダイナミックさに圧倒された。とか紋切り型のことを書いてますが、本当なんですって。 貧血がヒドい。座りながらのびたら貧血になるし…

断片

今日の産経の主張【主張】暫定税率 25円下げの代償は大きい - MSN産経ニュースを読んだら「えー」と思った。「『25円値下げ』の代償はあまりに大きい。民主党がそれを考えずに政争の具に使おうとするなら、責任政党たり得ないと評されても仕方あるまい」…

断片

今日の各紙社説はNHKのインサイダー問題を一斉に。 施政方針演説をとりあげたのは読売、日経、毎日、朝日。しかしどれも同じようなことしか言ってない。まあなんというか、日経の見出しそのままに、「メッセージ性と気迫に欠ける」ってことを言いたいらしい…

断片

ゴダールの『アワーミュージック』を再び観た。今回はディテールに拘って観てみたら、かなり驚かされる箇所がいくつもあった。例えば「音」。フランソワ・ミュジーの精巧な音響技術について菊地成孔さんがアワーミュージック爆裂対談2で語っているけれど、本…

日記

11:30起床。先日鼻水と熱をもたらした風邪は治った。 13:30食事。おにぎり2個とサラダ、みそ汁。ゆず緑茶。 クラシック名曲サウンドライブラリーを見てPodcastに登録。こういう試みは素晴らしいと思う。 18:30食事。のり弁当。

買い物と感想2 『不完全性定理 数学的体系のあゆみ』

小飼弾さんが絶賛していたので読んでいる。数学は好きだけれど、高校のころ式を覚えさせれてばかばかしくなり、それ以来一切触れなくなったら、今になって小学生程度の計算(分数とか割り算とか)までつまずくようになった。そんな僕が読んでも面白いと思う…

買い物と感想1 "The revolution will not be computerized"

聴きやすいとか言ったら即刻怒られそうなので撤回します。僕は耳が悪いなあと思います。いいのは分かっても、どういいのか分からない、という。馬鹿で耳が悪い、というのは最低ですね、とか自己嫌悪したり、いやでもカッコいいなあとか思ったり。