2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

断片

うちのこの文書*1の名前を、いいかげんわざとらしいスノッブ風のフランス語*2から日本語になおしたい。けれども、いい名前が思い浮かばない。なぜアルファベットがよかったかというと、単純にアンチエイリアスがききやすいから*3です。つまり、見た目の問題…

思想と芸術についての考え

山口瞳をどうしても好きになれなかったのは、彼の創作物を理解しようとしなかったからだ。しかし、私はさいきんになって、ようやく山口瞳のよさがわかってきた。礼儀作法入門 (新潮文庫)は山口のロングセラーだが、小説家がエセーのたぐいでこうなるのは、私…

胡同の理髪師

とてもいい映画を観た。哈斯朝魯(ハスチョロー)監督作品『胡同の理髪師』である。 2008年におこなわれる北京オリンピックのしわよせは、1964年に開催された東京オリンピック同様、急激な都市開発というかたちであらわれてきた。北京旧城内の一角(胡同)に…

文庫本を狙え!

坪内祐三さんの『文庫本を狙え!』(晶文社)を読んだ。書評の妙を存分にあじわえる作品だとおもう。 書評に限らず、批評というのは、作者なり読者なりの「痛い」ところをつかなければ、たんにAmazonのレビューにとどまる。しかもそれは、ただの批判を指すの…

アイム・ノット・ゼア

いくつか映画を観たのだけれど、記録をとってないからなにを観たか忘れてしまった。だからあれほど(以下省略)。 そのなかでいちばん最近に観たのがトッド・ヘインズ監督作品『アイム・ノット・ゼア』。ボブ・ディランを6人の俳優が様々な角度から捉えてい…

道徳の問題

解かりやすい真実よりも、解かりにくい真実の方が多い - 黎明日記 大体、ある理屈が目の前にあるとして、それが正しいのかどうかさえ、簡単に判断することはできない。正しいか正しくないかが簡単にわかるのなら、議論も、証明も、裁判も、デバッグも必要な…

余談

みんな大好きなファッション談義 - 黎明日記 「ファシズムを拒絶できるファッション」とは ファッションについて考えていることを教えてください - 教えて!goo ”ファッション”の語源をたどると、古代ローマ、ラテン語のFASCESに辿りつくと言われていますが…

追記

お久しぶりなんですが、お返事をもらいました。ありがとうございます。 お返事 - 黎明日記 つまり、「貴重な資源を無駄遣いするのは間違っている」というより一般的な主張を焼直しただけです。 とりあえずこの考えを受け入れるならば、今度は「理解する必要…