追記

デジタルがいいとか悪とかという話だと思われると少し困るので追記。まあ文章なんて人それぞれに読まれるものだから構わないのだけれど。で、骨子は最後の行。
というよりも、デジタルがいい悪いという時の、思想的な話。基本的なことだけれど、ここを抑えないとテクノロジーについて語る時に片手落ちになると私は思う。ただ、テクノロジーが近代的な原理と結びつき、合理にはしるとき、その反動としてアナログをもちだすのはいかにも簡単な話で、また、そのような勢力としての「音楽マニア」が存在していることは否定すべきだと思っている。その意味で思想的な話をしたかった、という訳。大体、アナログ記録だってテクノロジーであることには変わりない。つまり事態は入れ子状になっていて、テクノロジーの進化は常にこの入れ子を生み出していくことだといってよいと思う。テクノロジーによって、人間そのものを目指すというベクトルが働いているためだ。
この辺は説明が必要だと思うけれど、面倒なので後は読者に委ねる。