読書感想文

とりあえず最近読んだ本を列挙(するだけ)。

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈下〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈下〉ウォールデン (岩波文庫)

ソローは気になっていたがずっと読まずじまいだったので、今回初めて通読したことになる。彼の思想はともかく、彼が紡ぎだす自然の描写がなによりもこの作品の魅力であることは否定できない。また、その描写こそが彼の思想と密接不離なのだと思う。
鳩の翼(上) (講談社文芸文庫)

鳩の翼(上) (講談社文芸文庫)

鳩の翼(下) (講談社文芸文庫)

鳩の翼(下) (講談社文芸文庫)

再読。「人間観察」が大二病だとかあちこちで言われているようだけれど、ここまで書ければひとつの才能。が、それは、どちらかというと、想像力の部類にはいるものだと思う。人間の行動や思考に思いを巡らす時、観察は結論の前提であり、想像は仮説である。で、想像は、観察によって修正され続け、精度をあげていく。