梨状窩についての追記と代用音声

YouTubeにとてもいい動画があがっていた。

この33, 34秒あたりで梨状窩が見えてくる。
で、梨状窩は下咽頭に属する、と書いたから、その関連で、下咽頭癌で喉頭を摘出した人が、再び発声するにはどうするのか、ということもついでに調べた。
発声するには、以下の方法がある。出典は咽頭がん

食道発声
1〜3ヶ月の練習が必要ですが、習得できればいつでもどこでも両手フリーハンドで話すことができます。
器具を用いた発声
パイプ式(笛式)人工喉頭や電気式人工喉頭などがありますが、いずれも食道発声よりも習得は容易です。ただし、常に携帯する必要があり、一方の手を用いる必要があります。
シャント発声
気管と食道の間にシャントを作成し、通常はそこに逆流防止弁のついたプロテーゼを留置します。発声時には気管孔を指で押さえて口から発声します。最近は指を用いなくても良い方策も考按されています。

最後のシャント発声法については、

が分かりやすい。あと、実際にシャント発声法で話している方の映像もある。