断片

  • 生まれるとはどういうことか? 骰子の一振りと結果。あるいは結果そのものについて。
  • 仮定としての運命、結果としての運命は、どちらも同じであると同時に違うものだ。
  • もしもあらゆることが結果だけしかないとすれば、あらゆることは起こらないだろう。結果から結果が生まれることは、この場合ありえないのだから。
  • 文章を書くこと。表現すること。生きること。これらは結局、和解でしかありえない。運命なのか結果なのかわからない地点で、足掻きながらあきらめていく過程。そこで行動が開始される。これは、和解を経ない行動は、生きているというに値しない、というのとイコールだ。あきらめと挫折しか人生にはない。成功はない。あると思えば行動はとまる。常に動きつづけるには負けるしかない。