かくも単純なまなざしに

階段

今回は煽り口調で。さて、もう禁煙して一ヶ月と15日くらいたつけれど、それで僕のことを尊敬するだのという話をされて、本当にうんざりした。

  1. 喫煙が健康を害するということ自体について慎重でなければならず、議論の余地はまだ十分にあること
  2. 禁煙それ自体がさも重大事であるかのような認識があること
  3. 煙草が文化的なものであるという基礎的な事柄を押さえずにいること

がその理由だ。1については今更説明の必要はないだろうし、3についてももはや野暮だろう。だから2についていえば、煙草は嗜好品なのだから*1、やめるにしても吸うにしても、好きな時にやればいいものであって、「〜派」だとか「〜主義」なんてかったるい頭でいること自体がナンセンス。こういう人たちは「禁煙思想」なる奇怪なものをぶらさげているようだけれど、趣味や嗜好に対して思想だなんだと言うのは、まるでマルクスにかぶれた田舎の青年のようなもので、見苦しいったらない。逆に、煙草の吸い方に思想を持ち込むようであればむしろエレガントなのだけれど。

*1:これが前提。だから議論を始めるならば、「煙草は嗜好品ではない」というところから始めなければならない