web の自由

アクセシビリティユーザビリティの低いサイトを公開したら、「そんなもの web に置くな糞が」と Dis られて、「嫌なら見なきゃいいでしょ。だいたい、どんなサイトを作ろうが私の勝手だし」と応えるのが常みたいだけれど、ここからは 2 つに分かれるかも。

  1. 「web は公共のリソースなんだから、手前の勝手で作られてたまるか」
  2. 「お前に自由があるなら俺にも見る自由はある」

前者はよくあるパターンだけれど、じゃあ自由主義を前提とした web はどうなるんだってことになるし、後者は自由と自由が衝突して泥仕合だ。したがって、どちらの立場も論理的には妥当性が認められる。
私なんかは、そもそも web が自由主義の前提にたっているところから批判的なので、残念ながらこの議論には参加できないけれど、多少妥協していえば、たかだか個人のサイトにそこまで公共性を要求してもねえ、といったところだろうか。むろん最低限のマナーなりルールなりは守られてしかるべきだが。
というか、今のブラウザは優れた物が多いので、閲覧者の側でいくらでも調整がきくのだから、閲覧者が意固地になるのもどうか。万人に受け入れられるサイトなんて作れるわけはないのだから。
で、Web 2.0 な今は RSS リーダーでみんな読んでいるというオチですか。