日記

  • 気温12.9度、湿度85%、気圧1015.4Pa、雨。
  • 仕事。今週は予定がぎっしり。あれこれロボットのようにこなしていると、あっという間に業務時間が終了する。そして、相変わらず私の責任外のことまで私の責任のようになっている不思議。ためいきもでない。仕舞には雨が降っているのに傘を忘れる失態。
  • ウェブでニュースをみていると、ラッシャー木村が「腎不全による誤嚥性肺炎のため死去」と。誤嚥性肺炎の原因として腎不全はちょっと。腎不全からの廃用症候群による誤嚥性肺炎ならなんとか話がとおるのだけれど。記者は、死亡診断書の「#nによる誤嚥性肺炎」という記述をそのまま援用したのではないか。
  • 肺炎は、死因順位第4位の危険な疾患である。厚生労働省が公表している平成20年 人口動態統計(確定数)の概況(PDF:476KB)の「第6表 性別にみた死因順位(第10位まで)別 死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合」においても確認できる。男性に至っては、脳血管疾患(脳梗塞などの脳卒中)よりも上位に位置しているくらいだ。老人の場合、免疫力の低下や、ほかの疾患の合併によりさらに危険度は増す。
  • 今回話題の誤嚥性肺炎の機序は様々だ。脳梗塞などの疾患では、飲み込み(嚥下反射)を誘発する神経伝達物質が欠乏し、嚥下が遅れ、本来嚥下時に働く喉の働きが低下する。すると、本来食道に入るべき食べ物が、気道に入り、肺にまで達することがある。*1これ以上の煩雑な説明は避けるが、誤嚥性肺炎の原因は先のものばかりではなく、いわゆる老化も含まれるから厄介だ。嚥下時、よく喉を観察していればわかるが、いわゆるのど仏と呼ばれる部分が上に挙る。こののど仏のある部分を喉頭と呼ぶ。喉頭の挙上は、嚥下時気道へ食物が流入するのを防いでいるひとつの要因であり、また、重要な機能だ。が、この機能は、年齢とともに低下する。まず、喉頭をつり上げる筋力が低下する。さらに、喉頭が下にさがる。当然、喉頭の挙上は遅れ、気道に食物が入りやすくなる。
  • まったく話は変わるが、というよりここは統一的な話題なんてないに等しいのだが、ゴダールの最新作"SOCIALISNE"の公式サイトで、内容を70秒に圧縮して全部みせるという荒技が公開されている。
  • こんなに格好よくていいのだろうかという映像が満載で、戸惑ってしまった。いつものゴダールではないぞ、という気がする。むろん、いつものゴダールもきちんといるのだけれど。

*1:気道と食道は隣り合わせにあり、一歩間違えれば食物は容易に気道に侵入する。