日記

  • 気温16.4度、湿度69%、気圧1008.0Pa、曇り。
  • 休み。洗濯と散髪。散髪後、大もりそばと熱燗。そしてすぐに歓送迎会に直行する。私は幹事なのだった。帰って、scholaの第三回をようやく観る。
  • ここまで立派にはなれないが、と考え込んでしまう文章。

    早暁、今日という日に先立って己に言うこと、――私は今日も、お節介な人間や忘恩の徒に、傲慢な人間や欺瞞的な人間に、中傷家や非社交的な人間に出会うであろう。こられ[の悪徳]すべては、善悪に対する彼らの無知から彼らに生じたものである。

    私は、善の本性は美しく悪の本性は醜しと観じ、かの、過ちを犯す人間自身も自分と同類のもの――ただし血と種を同じくするというのではなく、知性と一片の神性を共に持つという意味で、同類のものであることを観取しているがゆえに、私は彼らのだれからも害を受けることはありえない。つまり、何人も私を醜悪なものに包み込むことはできないからである。

    また私は、自分と同類の者に怒りを懐くことも、彼を忌避することもできない。なぜなら、われわれは足や手や瞼や上下の歯列びのごとく、恊働するために生まれてきたものであるから。されば、互い啀み合うことは「自然」に反する。そして啀み合うとは、怒りを懐き背を向けることをいうのである。