いつになってもMailは信用できない

Web 2.0だなんだと言われるほどウェブのあり方も変わってきているのに、未だに私はメールというものを信じていない。あれは、送信したらすぐに返すというたぐいのものではない。都合の良い時に返してください、というのでなければ、電話するのと変わりはないだろう。或は、もしすぐに返信しなければならないというものだったら、それこそ電話よりも脅迫的なものになる。電話ならば相手の声の状態によって、話を続けるかどうかという判断が可能だが、メールはそれができない。
また、ときどき、待ち合わせ場所や時間を決めるのにメールを使うと鬱陶しく感じるときがある。双方向に瞬時にやり取りできる電話があるのに、なぜ一々キーを打ってやり取りしなければならないのか。しかも相手の都合や自分のそれとの折衷となると、一通二通では終わらない。
むしろ現在、メールをあまりに信用しすぎていないか。私は分野的に普通の会社のことは知らないけれども、メールのやり取りで商談なんてできるのだろうか? なんだか、とてもおそろしいことをしているとしか思えない。基本的にインターネットは信じないという前提はいつの間にか消滅してしまったようだ。